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真夏に2週間エアコンなし…!? リフォーム会社がお伝えしたい快適のコツ

急に暑くなったのでエアコンをつけたら生暖かい風しか出てこない……といった経験はありませんか?

夏本番なのに部屋を冷やせないのは困りますよね。ところが、夏本番になってからエアコンの修理を依頼しても、1日では終わらない場合が多いのです。パナソニックの調査によると、エアコン修理を依頼した4割は直るまで2週間以上待ったと回答しました。同様に故障に気づいた多くの方が駆け込んでいるからです。直るまでの間は水風呂に入ったり、ホテルに泊まったりしてしのいだとの経験も紹介されています。

近頃の猛烈な暑さの中、エアコンなしで生活すると命に危険が及ぶ可能性も! 余計な出費を防ぐためにも、なるべく早いうちに試運転をし、快適に夏を迎えましょう。

フィルター、最後に掃除したのはいつ?  

エアコンやエアコン内のフィルターを見てみましょう。ちりやほこりがたまっていませんか? 試運転の前に、まずフィルターのお手入れをしましょう。エアコン内部はもともとカビが繁殖しやすい環境です。室内の空気と同時にちりやほこりも集めてしまうためフィルターにほこりがたまります。これがカビの栄養源。定期的にフィルターを取り出し掃除しましょう。

写真出所:PhotoAC

メーカーが推奨する頻度は2週間に一度。ただ、夏本番を迎えてしまうとつけっぱなしになりがち。せめて試運転の時には点検するのがおすすめです。

放置するとほこりのせいで空気の取り込みが悪くなり、熱交換効率も悪化。多くの空気を取り込もうとして電力を多く消費します。消費電力量が1年で約25%増えてしまうとの調査もあります。

面倒とは思いますが、一念発起してフィルターを見てみましょう! 掃除の方法は以下の通りです。

・マスクをし窓を開けて換気する

・エアコンのふたを開けてフィルターを外し、掃除機でほこりを吸い取る

・ひどい場合は浴室で水洗い。やわらかい布やスポンジでやさしくこする

・陰干しで乾かす。直射日光やドライヤーの温風で乾かさないこと

 エアコン試運転の基本 

きれいになってフィルターが乾いたら本体に取り付け、いよいよ試運転。以下の手順で行います。

(1)電源を入れる

シーズンオフはプラグを抜いたり、エアコンのブレーカーを落としたりしている方もいるかもしれません。電源プラグやコンセント周りに綿ぼこりがたまっていませんか? たまっているのにプラグを入れてしまうと発火の危険があります。掃除してから電源を入れましょう。

(2)リモコンを確認する

リモコンで操作できるか、液晶表示は正常かを確認します。ボタンを押しているのに液晶画面が見えない場合、新しい電池に交換しましょう。

写真出所:PhotoAC

入れっぱなしにしていた電池から液漏れしていませんか? 電池から出た液体(白い粉)の主成分は水酸化カリウム。強アルカリ性で人体に有害な成分が含まれています。リモコンを買い替えましょう。

(3)室外機を確認する

室外機の周りに何か置いていませんか? 裏側に枯れ葉などがたまっていたら取り除きましょう。排水ホース(ドレイン)の中ものぞいてみて、ゴミやほこり、虫などが詰まっていたら割りばしなどでかき出します。

その上で室外機が作動しているかどうか確認します。

写真出所:PhotoAC

(4)エアコンの動作を確認する

冷房を設定し試運転します。18℃に設定し、約10分運転します(メーカーによって推奨設定は異なります。公式サイトや説明書を確認しましょう)。きちんと冷風が出るか点検します。

試運転に関する各メーカーサイトは以下の通りです。

コロナ https://www.corona.co.jp/air_conditioner/index.html

シャープ https://jp.sharp/info/aircon-check/

ダイキン工業 https://www.daikincc.com/campaign/switch-on/

パナソニック https://panasonic.jp/aircon/air_letter/news/test_run.html

日立 https://kadenfan.hitachi.co.jp/ra/check/index.html

富士通ゼネラル https://www.fujitsu-general.com/jp/support/how-to/as/pre-season/index.html

三菱重工冷熱 https://www.mhi-mth.co.jp/news/202006/

三菱電機  https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/special/test-run/index.html

 修理? 買い換え? 

試運転してみて「冷えない」「異音がする」「水が漏れてくる」などの症状はありますか? 購入してから10年以上たっているエアコンなら、修理より買い替えがおすすめ。理由は、10年前の製品と比べて省エネ性能が上がっているので、ランニングコストが抑えられるからです。

購入の場合も、夏本番になってからの注文だと搬入まで1カ月かかる場合もあり、夏に購入した人の8割が「夏より前に買えば良かった」と後悔しているのだとか(ダイキン調べ)。いずれにしても試運転は大型連休前後に済ませてしまいましょう。

写真出所:PhotoAC

とはいえ、エアコンは10万円以上するものもあり大きな出費です。ご参考までに修理費の一例を紹介します。

メーカーによっては公式サイトで症状別の修理費目安を表示してくれます。試しに筆者の自宅にあるPanasonicエアコン(2021年製)の型番を同社の「修理診断ナビ」サイトで入力し「室内機本体から水が漏れてくる」を選択したところ、修理費の目安は「1万8000〜6万2000円」と算出されました。工事出張料金が加算される場合もあります。

合計額と今後のランニングコストを考えて修理か買い替えかを判断しましょう。

 エアコンクリーニングの料金目安 

シャープの公式サイトによると、エアコンクリーニングサービスを頼んだ場合の料金は1万2000〜2万2000円(税込み)程度。フィルターの自動掃除機能がついている機種の方が割高です。作業時間は1台90〜180分。掃除専門業者のサービスもありますので、必要に応じて使ってみてください。

夏を快適に暮らすため、夏になる前にエアコンの準備を整えましょう。エアコンをつけても解消されない住まいの不具合はぜひ当社にご相談を。いつでもお待ちしています!

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