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「しまい洗い」やり方を解説 枚方周辺で冬物衣類を収納するのはいつがいい?
冬物を収納し、春夏物と入れ替える際に「しまい洗い」していますか? タンスやクローゼットの中にしばらく入れっぱなしになるため、普段の洗濯よりも念入りに洗い、また収納する時にも特別なケアが必要です。改めてご自身のお手入れ方法を見直してみましょう。また、枚方市とその周辺ではいつ衣替えをすべきかも調べてみました。1日で終わらせるのは負担に感じる方、カレンダーを見ながら計画的に衣替えを進めましょう。
次に出したら真っ黄色…!?
久しぶりに出す服の困りごと。一つはにおいです。防虫剤そのもののにおいと違うなら、原因はカビ。暗くて温度が一定、ほどよく湿気のある環境はカビが繁殖するのに好都合なのです。
カビのエサは、衣服についた皮脂や食べこぼしなど。日常の洗濯で表面はきれいに見えても、繊維の奥には汚れが残っている場合があります。
困りごとのもう一つは黄ばみ。汚れを落とし切れないまま収納すると、次のシーズンに出した時には黄ばんだり、白や黒のカビが生えたりします。
最近はすすぎ不要のおしゃれ着用洗剤も販売されていますね。すすぎ工程を削減することでシワができにくい効果があるようですが、しまい洗いではすすぎ2回をおすすめします。「今シーズンはもう着ないな」と思った冬物衣料は、次の方法で「しまい洗い」をしましょう!
黄ばみやすい部分を集中的に
皮脂が残りやすい襟、袖口のほか、カレーやトマトソースなどが飛び散ってしまった細かいシミがあればまず部分洗いをしましょう。汚れてから日がたつと落ちにくくなるので、シーズン終了前でも汚れたその日のうちに洗うのがおすすめです。
■用意するもの
固形石けん/食器用中性洗剤/クレンジングオイル、洗濯用ブラシ/歯ブラシ、粉末洗剤
クレンジングオイルは、首周りなど顔にふれやすい部分についた汚れを落とすのに便利です。こすれたときにファンデーションなど服に付着していますよ。
汚れ部分に石けんか洗剤・オイルを直接塗ります。特に気になるシミはブラシでたたいて汚れを浮かせます。強くこすると繊維を傷つけて毛羽立ってしまうので注意しましょう。
次に、粉末洗剤を40〜50度のお湯に溶かし、洗濯物を30分〜1時間浸け込みます。すすぎ液ごと洗濯機に入れ、通常通り洗いましょう。粉末洗剤の中でも、酵素や漂白剤が配合されているものがしまい洗いにはおすすめです。
その後すすぎ液ごと洗濯機に入れて通常通り洗います。
よく乾かすことが大事。晴れた日に陰干しするのが理想です。
乾いた洗濯物と一緒に虫を…!?
乾いた後もちょっと待って! 洗濯物と一緒に何か別のものを家の中に入れていませんか?
衣類収納での困りごとの三つ目は虫食いです。
日本にいる衣類害虫は4種類。イガ・コイガ(蛾の仲間)・ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシ(甲虫)です。その名の通りかつお節も食べることから名前がついたそうです……。
参考:フマキラー「カツオブシムシが発生する原因とは?カツオブシムシの習性を知って対策しよう」
虫は自然発生するわけではありません。服や持ち物、外干しした洗濯物に付着し、知らないうちに屋内に入れてしまっているのです。成虫は衣類を食べませんが、白い色を好みます。干した下着やタオルなどに虫がついていないか、取り込む際によく見てください。カツオブシムシはキク科の白い花を好むそうですので、草木の多い場所やプランター、花束などで花に触れる機会があった時は服をすぐに洗濯しましょう。家に入る前にブラッシングしておくのも良いでしょう。
家に入った成虫は、暗くて居心地の良い衣類ケースや衣装箱、クローゼットで産卵します。孵(う)化した幼虫は繊維を食べるのでちょうどいいのです(迷惑な話ですが)。特にウール(羊毛)やカシミヤ、シルク(絹)、ファー(毛皮)など、動物繊維が好きだそうです。冬物に多い素材ですね。また、化繊や植物繊維であっても食べこぼしのシミは栄養なので食べてしまいます。
しまい洗いの大切さをおわかりいただけたでしょうか。
枚方周辺で衣替えに適した日は?
カビも衣類害虫も、1日の平均気温が15〜25度、湿度が60%以上になると活発になります。河内地方ではいつごろが該当するのでしょうか。
WeatherSparkという米国のベンチャー企業が出しているピンポイント気象情報が非常に役立ちます。以下のグラフをご覧ください。
2019〜2023年の枚方市の気温から自動的に描画されたものです。4月後半に最高気温が20度を超えることがわかりますね。
収納場所の掃除も忘れずに
押入れやクローゼットの隅にわたぼこりがたまっていませんか? ほこりは衣類から出た繊維のくずや髪、外から入り込んだ花粉、ダニのふん・死骸などです。これらも衣類害虫のエサになってしまいます。衣類をしまう前に、収納場所も掃除しておくと良いでしょう。
押入れに布団などを詰めっぱなしの場合、湿気がこもっています。一度押入れの中身を出して空気を循環させるのが理想的です。
タンスや衣装ケースへのしまい方も工夫できます。湿気は下の方にたまるので、下段には湿気に強く洗濯しやすい綿や麻などの植物繊維生地のものがいいでしょう。逆におしゃれ着は上段にしまうと安心です。
することがたくさんありますので、1人で、1日で全部済ませようとせず計画的に進めると良さそうです。4月の土日は家族で衣替えに当ててみてませんか?
お手入れしやすいクローゼットにしませんか?
もし衣類が多すぎて困っている、押入れ内にカビが生えてしまったなどの状態であれば、入れ替えが簡単で掃除もしやすいクローゼットにリフォームするのも一案です。
6000件以上の豊富な施工実績を元に、お客さまのお困りごと解決をサポートします。お気軽にご相談くださいね。